キャバクラの給料システムは、非常に分かりにくく難解。
初心者の方は「ポイントスライド制」と言われてもそれが良いシステムなのか、悪いシステムなのかは分からないでしょう。
キャバクラには様々な給料システムがありますが、どのシステムにも特徴があり良い所もあれば悪い所もあります。
向いているキャバ嬢は、お客様数が多いけどお客様一人当たりの単価が低いという方が向いているでしょう。
今回は、お客様数が多いキャバ嬢にお勧めの「ポイントスライド制」について解説していきます。
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ポイントスライド制とは?
ポイントスライド制って何の事かさっぱりわかりません。
システムの名前を聞いただけではイメージが湧きませんよね。
詳しく説明していきます。
ポイントスライド制と聞くと、なんだかわからない給料システムに聞こえますが、時給がメインでお給料が発生します。
どのようなシステムかと言いますと、時給を決める際にポイントを使って計算していく流れになります。
ポイントが多ければ多いほどお給料が上がる仕組みになっています。
ポイントスライド制の解説は以下の内容で進めていきます。
それでは見ていきましょう。
ポイントの付き方
ポイントの付き方は店舗により異なりますが、多くのお店では、「同伴」「本指名」「場内指名」に付く事が多く、「ドリンク」や「ボトル」にもポイントが付くお店もあります。
「ドリンク」や「ボトル」にポイントが付かない場合は、ドリンクバックやボトルバックが貰える仕組みになっているお店が多いです。
バックについて詳しく知りたい方はこちらの記事をお読みください。
ポイントが付与される例はこちらです。
ポイントの付き方の例
- 同伴
-
3P
- 本指名
-
2P
- 場内指名
-
1P
- ドリンク
-
0.5P
- ボトル
-
5P
査定期間
店舗により査定の期間は異なります。
大体のお店では下記の期間が設定されています。
- 1週間
- 半月間
- 10日間
- 1ヶ月間
ポイントスライド制の計算方法の例
言葉だけでは分かりにくいと思いますので、ポイントスライド制の時給計算を実際に行ってみたいと思います。
ポイントの付き方の例
- 同伴
-
3P
- 本指名
-
2P
- 場内指名
-
1P
- ドリンク
-
0.5P
- ボトル
-
5P
上記が条件だったと仮定します。
ポイント | 時給 |
---|---|
0~5P | 2500円 |
6P | 2600円 |
7P | 2700円 |
8P | 2800円 |
9P | 2900円 |
10~19P | 3000円 |
20~29P | 3500円 |
30~39P | 4000円 |
40~49P | 4500円 |
50~59P | 5000円 |
60~69P | 5500円 |
70~79P | 6000円 |
80~89P | 6500円 |
90~99P | 7000円 |
100~109P | 8000円 |
110~119P | 9000円 |
120~129P | 10000円 |
10P毎 | +1000円 |
一ヶ月の間に以下のポイントを得たとします。
同伴3P×3本
本指名2P×5本
場内指名1P×5本
ドリンク0.5P×20杯
ボトル5P×2本
合計すると44Pとなり、上の表で確認すると40~49Pの行で時給は4500円になります。
ポイントスライド制では、このような方法で時給を算定していきます。
次に月のお給料を計算してみます。
月に20日間、1日6時間働いたと仮定すると
54万円から雑費や税金などを引かれた金額がキャバ嬢のお給料として支払われます。
雑費や税金の引かれものに関して調べたい方はこちらをご覧ください。
ポイントスライド制のメリット
ポイントスライド制のメリットを教えてください!
いくつかありますのでご紹介しますね。
ポイントスライド制はどちらかと言えば、初心者向きの給料システムになります。
ポイントスライド制の主なメリットは以下の通りです。
それではメリットを詳しく解説いたします。
一人当たりの客単価が低くてもOK
お客様に大きな金額を使っていただくには、大きな労力と技術が必要になります。
ポイントスライド制は、大きな金額を売り上げるよりもお客様の数を重視しているので、お客様の単価を上げる努力はあまり必要ありません。
特に客単価が低く、お客様数が多いキャバ嬢に恩恵があるシステムと言えます。
場内指名でも時給が上がる可能性がある
特に初心者の方は、場内指名は取れるけど本指名を返すのが難しいと言われる方も多いです。
キャバクラの場内指名の取り方について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
ポイントスライド制のデメリット
ポイントスライド制は初心者の私にも良さそうですね。
初心者の方にはお勧めですね。
デメリットもあるのでお伝えしておきますね。
ポイントスライド制は、大きな売上を上げなくても大丈夫なシステムですが、たまたま大きな売上を上げてしまった時にはあまり恩恵を受ける事ができません。
デメリットは主に以下となります。
それではご説明させていただきます。
大きな売上でもお給料へ反映は少ない
いつもは敢えて大きな売上を上げないようにコントロールしていたお客様や、あまり使わないお客様が急に大金を使うケースもあります。
一晩で100万円売り上げても、たいしてお給料に反映されません。
大きな売上が上がるようになった場合は、その他のシステムに変えてもらうか、他のお店に移籍などを考えるタイミングかもしれません。
お客様の人数が必要
大きな売上が不要な代わりにお客様の数が必要になります。
一人のお客様で大きな売上を上げるのが得意な方もいれば、一人当たりの単価は低いがお客様の人数を呼べるキャバ嬢もいらっしゃいます。
計算ミスが起こりやすい
ポイントスライド制は、計算がやや煩雑な為、計算ミスがしばしば見受けられます。
計算ミスをされてしまうとお給料が減ってしまう恐れがあります。
そのような事が起こってもしっかりと対処できるように、日頃からポイントなどを記録しておく必要があります。
ポイントスライド制の営業方法との相性
ポイントスライド制には、相性の良い営業方法と悪い営業方法があります。
その営業方法は以下の通りです。
絶対ではありませんので、参考程度に見ていただけますと幸いです。
友達営業と相性が良い
ポイントスライド制は友達営業と相性が良いです。
友達営業は、以下のような特徴があります。
- 1人あたりのお客様の単価が低い
- 連絡が忙しくなく多くのお客様を管理できる
ポイントスライドとの相性が良いと思いませんか?
ポイントスライド制の特徴は以下のようになります。
- 大きな売上は不要
- お客様の数が必要
いかがでしょうか?
友達営業について知りたい方はこちらをご覧ください。
色恋営業と相性が悪い
ポイントスライド制は、色恋営業と相性が悪いです。
色恋営業では、以下のような特徴があります。
- 一人あたりの売上が大きい
- 一人あたりの連絡が忙しく人数を抱えにくい
ポイントスライド制の特徴は、以下のようになります。
- 大きく売上ても給料への反映が少ない
- お客様の数が必要
いかがでしょうか?
色恋営業について知りたい方は、こちらをご覧ください。
まとめ
今回はポイントスライド制について解説して参りました。
ポイントスライドの主な特徴としては以下になります。
- お客様の数が必要
- 大きな売上は不要
キャバクラで働く上で給料システムを理解して働くことは、自分自身の時給、そしてお給料をアップさせることに繋がります。
他の給料システムと比較していただき、自分自身に合うシステムを見つけて頂ければと思います。