キャバクラの給料システムで使われている「指名本数スライド制」。
お店によっては、本指名スライド制やA指名スライド制などと呼ばれている事もあるでしょう。
キャバ嬢初心者の方は知らない事も多いと思いますが、関東方面で働かれている方にもあまり馴染みがないシステムです。
なぜなら、指名本数スライド制は、関西方面のお店で導入されている事が多く、その他のエリアではあまり導入されていないからです。
指名本数スライド制を簡単に説明すると、指名の本数によって時給が変わる給料システムです。
指名本数スライド制が向いているキャバ嬢は以下の通りです。
- お客様の単価が低い
- 指名本数が多い
指名本数スライド制が向いていないキャバ嬢は以下の通りです。
- お客様の単価が高い
- 指名本数が少ない
今回は売上が少ないキャバ嬢にお勧めの指名本数スライド制について詳しく解説していきます。
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指名本数スライド制とは?
指名本数スライド制は、本指名のみをカウントするのでしょうか?
本指名のみのお店もあれば、場内指名もカウントするお店もあります。
指名本数スライド制は、指名の獲得本数により時給が決まるシステムとなります。
指名本数のカウント方法はお店によって異なり、本指名のみをカウントするお店と、本指名と場内指名両方をカウントするお店があります。
この2点のみで考えると、本指名のみをカウントするお店はどちらかと言えば中級者や上級者向きで、本指名と場内指名両方をカウントするお店は初心者向きと言えるでしょう。
理由としては、場内指名よりも本指名を獲得する方が難しく、場内指名の方が初心者でも獲得しやすいからです。
本指名の獲得方法はこちらをご覧ください。
指名本数スライド制に関して以下の見出しに沿って解説していきます。
それぞれ見ていきましょう。
指名本数スライド制のシステム
指名本数スライド制では、時給に加えて各種バックもお給料に加算されることが多いです。
バックについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
カウント方法(本指名のみ)
このシステムを導入している多くのお店では、1セットを指名1本とカウントしていきます。
例えばですが、本指名のお客様が1セットですと指名1本、5セットでは5本というように数えます。
カウント方法(本指名と場内指名)
指名本数スライド制で本指名と場内指名両方ともカウントする場合は、本指名1セットを指名2本、場内指名1セットを指名1本などとカウントするお店が多いです。
例えばですが、本指名のお客様が1セットですと指名2本、5セットでは10本となり、場内指名のお客様が1セットですと指名1本、5セットでは指名5本となります。
査定期間
指名本数を集計する期間は店舗により様々ですが、主に以下の期間に設定されている事が多いです。
- 1ヶ月間
- 半月間
店舗により1週間や10日間に設定されている事もあります。
査定期間が1ヶ月間であればお給料は月に1回、半月間であれば2回となります。
キャバクラでは、時給の査定期間がある為、多くのお店では全額日払いを行う事ができません。
全額日払いをご希望の方は、キャバクラの派遣がお勧めです。
指名本数スライド制の給料の例
指名本数スライド制の本指名のみでカウントする例と、本指名と場内指名両方でカウントする例をそれぞれ挙げてみたいと思います。
本指名のみの例
本指名のお客様1セットを指名本数1本とカウントし、月間45セットだったとします。
指名本数は45本となり、下の表の指名本数40~49本に該当し、時給が4500円という事になります。
指名本数 | 時給 |
---|---|
0本 | 2500円 |
1~4本 | 2700円 |
5~9本 | 2900円 |
10~19本 | 3000円 |
20~29本 | 3500円 |
30~39本 | 4000円 |
40~49本 | 4500円 |
50~59本 | 5000円 |
60~69本 | 5500円 |
70~79本 | 6000円 |
80~89本 | 6500円 |
90~99本 | 7000円 |
100本~ | 10本毎に500円 |
月に20日、5時間勤務と仮定すると
45万円に各種バックを足して雑費や税金などを引いた金額がお給料となります。
45万円+各種バック-(雑費+税金など)=お給料
雑費や税金などの引かれものについて知りたい方はこちらをご覧ください。
本指名と場内指名両方の例
本指名のお客様1セットを指名本数2本とカウントし、場内指名のお客様1セットを指名本数1本と仮定します。
本指名のお客様が45セット、場内のお客様が30セットだった場合の指名本数は120本です。
指名本数が120本の場合、下の表の指名本数120~149本に該当し、時給が4500円という事になります。
指名本数 | 時給 |
---|---|
0本 | 2500円 |
1~14本 | 2700円 |
15~29本 | 2900円 |
30~59本 | 3000円 |
60~89本 | 3500円 |
90~119本 | 4000円 |
120~149本 | 4500円 |
150~179本 | 5000円 |
180~209本 | 5500円 |
210~239本 | 6000円 |
240~269本 | 6500円 |
270~299本 | 7000円 |
300本~ | 30本毎に500円 |
月に20日、5時間勤務と仮定すると
45万円に各種バックを足して雑費や税金などを引いた金額がお給料となります。
指名本数スライド制のメリット
指名本数スライド制は、どのようなメリットがあるのでしょうか?
メリットはいくつかありますのでご紹介いたします。
指名本数制のメリットは以下の通りです。
それでは詳しく解説して参ります。
客単価が低くても稼げる
指名本数スライド制は、本指名(お店により場内指名)で時給を査定しますので、売上は関係ありません。
お客様の人数が多いキャバ嬢に有利
お客様の人数が多いと稼ぎやすいシステムになっています。
お酒を飲まなくても稼ぎやすい
指名本数スライド制は、本指名や場内指名のセットの数で時給が上下する関係上、大きな売上を上げなくても良いと先述しました。
大きな売上を上げるためには、シャンパン等のボトルを入れる必要があります。
しかし、指名本数スライド制では、シャンパン等のボトルを入れて大きな売上を上げる必要がありません。
そのような事から、指名本数スライド制がお酒を飲まなくても稼ぎやすい給料システムと言えます。
給料の計算ミスが少ない
指名本数スライド制では、本指名のお客様が1セットで1本の指名本数などとカウントすることから、時給の計算が非常に単純です。
お店側に間違われる心配も少なく、キャバ嬢側も簡単にメモを残す事ができ、ミスがないかチェックしやすいでしょう。
指名本数スライド制のデメリット
指名本数スライド制のデメリットは何かありますか?
デメリットもやはりありますのでご説明しますね。
指名本数スライド制のデメリットは以下の通りです。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
大きな売上が時給に反映されない
指名本数スライド制では、大きな売上が時給に反映されません。
例えばですが、1晩に1人のお客様が100万円のシャンパンを注文して1セットで帰られたとします。
ボトルバックでの還元はありますが、100万円も売り上げたのに時給への反映は全くありません。
時給に反映されるのは1セット分指名本数のみとなります。
大きな売上を上げてしまうと損をしてしまいます。
指名のお客様が少ないキャバ嬢に不利
客単価が高く、お客様数が少ないキャバ嬢は、移籍など何か対策を練る必要があるでしょう。
まとめ
今回は指名本数スライド制について解説して参りましたがいかがでしたでしょうか?
キャバ嬢が抱えているお客様や人数によって相性の良い給料システムが異なります。
相性が合わない給料システムで働いていると、10万、20万円お給料が少なくなっている事もざらにあります。
給料システムで何かお困りの方いらっしゃいましたら是非、LINEまでご相談下さいませ。